熊野那智大社で桜花祭、巫女が優雅な舞
2024年04月14日 16時20分
那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社できょう(14日)、ご神体の「那智の滝」の前に桜の枝と桜餅などを供えて、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る「桜花祭(おうかさい)」が開かれました。
桜花祭は、平安時代に、花山法皇(かざんほうおう)が1000日間の山ごもりをした際、桜の美しさに感銘を受けて、和歌を詠んだという言い伝えにちなんだ祭です。
きょうは、那智の滝の前で、桜の花のかんざしを挿した2人の巫女(みこ)が、神職が鳴らす笛と太鼓の音に合わせて、舞を披露しました。
多くの観光客が優雅な舞を楽しみ、北海道から夫婦で訪れた60代の女性は「すてきな舞に見とれてしまいました。1年に1度のお祭りに立ち会えてうれしいです」と話していました。