投資詐欺による被害、和歌山市で相次ぐ
2024年04月13日 16時08分
SNSで投資の指南役からの指示を受けた和歌山市の50歳代と20歳代の女性が、それぞれ現金を振り込み、あわせて1千万円近くをだましとられたことがわかりました。
和歌山東警察署によりますと、和歌山市に住む50歳代の女性が、先月(3月)9日の夜、スマートフォンで著名人の写真が載った、投資に関するSNSを見つけてアカウントを追加したところ、グループラインに招待され、その中で投資ですごく儲かったといったやり取りを見て「私もやってみたい」と返信すると、投資を指南するという人物から連絡があり、指示された通り投資アプリをダウンロードし、銀行口座に現金を振り込みました。すると、アプリの中で資金が増え続けたため、女性は、今月(4月)9日までにあわせて8回にわたり350万円を振り込みました。そして、「儲かったお金を引き出したい」と指南役に伝えたところ、「資金を引き出すには、税金分のお金を振り込む必要がある」と言われ、108万円を2回振り込みましたが、出金できなかったため、だまされたことに気づき、警察に被害を届け出ました。
一方、20歳代の女性は、知人だった50歳代の女性から「SNSで投資の指南を受け、儲かっている」という話を聞き、同じ投資アプリで今月5日と6日に あわせて400万円を振り込みましたが、「税金分を払わないと出金できない」と言われ、知人に確認したところ、「税金分を支払ったのに出金できなかった」と聞き、警察に届け出ました。
だましとられた金額は、50歳代の女性が566万円、20歳代の女性が400万円で、あわせて1千万円近くにのぼりました。
和歌山県警では、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」を開設していて、「電子マネーを買って番号を送れ」などと言われた際には、すぐに連絡するよう呼びかけています。
電話番号は、0120・508・878、語呂合わせで(これは・わなや)です。