旧・岩橋家住宅等和歌山県の建造物15件 国の登録有形文化財に
2024年03月15日 22時01分
きょう(15日)開かれた国の文化審議会の文化財分科会で、和歌山県の旧・岩橋家(いわはしけ)住宅など15件の建造物が、新たに国の登録有形文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申されました。
このうち、海南市黒江(くろえ)の旧・岩橋家住宅は、明治45年・1912年に建てられた、当時の実業家で初代・黒江町長を務めた岩橋新三郎(いわはし・しんざぶろう)の住居で、敷地の南側の庭園に面した上質な続き間座敷や、重厚な作りの煉瓦蔵、漆器などを収納する土蔵とあわせ、黒江の歴史的景観を形成しています。
このほか、広川町広の﨑山家住宅や、御坊市薗(その)の薗家住宅、新宮市高田(たかた)の岡崎家住宅も国の登録有形文化財にふさわしい歴史的価値が高い建造物と評価されました。
これらが新たに登録されると、県内で国の登録有形文化財の建造物の数は、132カ所・357件となります。