自民党青年局懇親会の不適切企画で川畑和歌山県議が離党
2024年03月11日 19時12分
去年(2023年)11月に自民党和歌山県連が主催した、党・青年局近畿ブロック会議のあとの懇親会で、肌の露出が多い女性ダンサーが登場し、参加者が口移しでチップを渡したなどとして、全国から非難の声が上がっている問題を受け、企画した党・県連青年局長で和歌山県議会の川畑哲哉(かわばた・てつや)議員が、きょう(11日)離党届を提出し、受理されました。
これは、きょう正午ごろ、現在開会中の2月定例県議会に出席している川畑議員と、党・県連幹事長で県議会の山下直也(やました・なおや)議員が、本会議の休憩中に記者会見を開いて明らかにしたものです。
川畑議員は、懇親会での不適切な演出が報道され、全国から非難の声が上がったことを受け、今月(3月)8日に青年局長の辞任届を県連に提出しましたが、それだけでは責任を果たせないと判断し、きょう午前、離党届を提出し、受理されました。
懇親会での不適切な演出を企画したことについて、川畑議員は「多様性やダイバーシティ、いろいろな生き方に、政治の目が届いていない問題提起をしようと企画したが、私の想定を超えた不適切な状況になった」と釈明しました。
この会には、近畿地方の若手議員らをはじめ、党本部の青年局長・藤原崇(ふじわら・たかし)衆議院議員や、局長代理の中曽根康隆(なかそね・やすたか)衆議院議員も参加しましたが「不適切な会合を止められなかった」として、 2人とも青年局の職を辞任しています。
今回の件で自民党和歌山県連は「皆様に不快の念を抱かせました。日頃よりご指示ご支援をいただいている皆様には大変なご迷惑とご心配をおかけしております。心より深くおわび申し上げます。多くのご批判を真摯に受け止め、猛省するばかりであります。疑念を抱かれることなく、改めて私どもの政治活動に信頼を寄せていただけるよう適切に対応してまいります。」とコメントを発表しました。