海南市の弁当店でノロウイルス食中毒
2024年03月10日 13時50分
海南市にある弁当店が調理した弁当を食べた14人が、嘔吐や下痢などの症状を訴えていたことがわかり、海南保健所はきのう(9日)までに、ノロウイルスによる食中毒と断定し、この店を3日間の営業停止としました。
今月(3月)7日、海南市下津町小南(こみなみ)の事業所から、「従業員7人が嘔吐や下痢の症状を訴え、休んでいる」と海南保健所に連絡がありました。
保健所で調べたところ、海南市にある弁当店で今月4日と5日に調理された弁当を食べた8組56人のうち、4組14人が同様の症状を訴えていることがわかりました。現在は、全員が快方に向かっているということです。
保健所では、症状がある人の共通の食事が、この店の弁当だけであることや、症状が出た人の便からノロウイルスが検出されたことなどから、この店で調理された弁当を原因とするノロウイルスの食中毒と断定し、この店に、あす(11日)までの3日間の営業停止を命じました。店は、8日から営業を自粛しています。
和歌山県によりますと、今年(2024年)、県内で発生した食中毒は、今回で4件目です。