春を呼ぶ高野の火まつり
2024年03月03日 18時37分
高野山に春を呼ぶ恒例行事「高野(こうや)の火まつり」がきょう(3日)、高野山で開かれました。高野山真言宗の総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)の前の広場では、護摩木(ごまぎ)を焚(た)いて、人々の幸せと厄よけを祈願する様子を、1200人ほどの参拝客が見守りました。
会場には、山伏姿の僧侶ら、およそ30人が入り、斧(おの)や刀、弓矢で清めの儀式を行ったあと、高さ1・7メートル、直径3メートルほどの護摩壇に火をつけました。読経が始まり、太鼓が鳴り響く中、白い煙と炎を上げる護摩壇に、願いごとの書かれた護摩木を僧侶らが、次々と投げこみました。
僧侶のひとりで、高野の火まつり実行委員会の高井知弘(たかい・ちこう)さん49歳は「今年は、能登半島地震の早期復興を祈りました」と話しました。