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和歌山県農林大学校で卒業式 14人が新たな一歩

2024年02月29日 18時30分

教育社会

かつらぎ町にある和歌山県農林大学校できょう(2月29日)、卒業式が行われ、14人が2年間のカリキュラムを終えて新たな一歩を踏み出しました。

かつらぎ町中飯降(なかいぶり)にある農業大学校で行われた卒業式には、園芸学科11人とアグリビジネス学科3人のあわせて14人のうち、海外研修を準備している1人を除く13人が出席し、小畑利光(こばた・としてる)校長から1人ずつ卒業証書を受け取りました。

この後、式辞を述べた小畑校長は、パナソニック創業者で経営の神様と呼ばれた和歌山県出身の松下幸之助(まつした・こうのすけ)が残した『人と比較して劣っていても恥ずることはないが、去年の自分と比べて劣っているのは、恥ずべきことである』という言葉を引用し、「過去の自分より成長できるよう失敗を恐れず、新しいことに果敢にチャレンジしてほしい」とはなむけの言葉を贈りました。

式辞を述べる小畑校長

また、卒業生を代表して答辞を読み上げた中村匠汰(なかむら・しょうた)さん20歳は、「農林大学校で学び、得た知識、技術や思い出を糧に、進む道はそれぞれ違いますが、私たちは夢と目標に向かって、日々努力を重ねていきます」と決意を述べました。

答辞を読む中村さん

卒業生が退場する際には、出口で待つ在校生が、卒業生らとともに校内で栽培した赤いカーネーションを1人に1本ずつ手渡していました。

みかんの生産・加工・販売を手がける有田市の早和果樹園に就職が決まっている中村さんは「農林大学校では、農業の知識を一から学びました。学校で学んだミカンの栽培についての技術を会社内で教えられるような立場になりたい」と意気込みを語り、「農業の良いところは、自分のペースでできるところ。マイペースな人などにおススメです」とアピールしていました。

県農林大学校によりますと、今年の卒業生の進路は、みかん農家の跡を継ぐ形の自家就農が1人、雇用就農が3人、JAグループや農業関連企業などの就職が9人、海外での農業研修が1人となっています。

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