和歌山県紀の川市で「16歳からの起業塾」 in 貴志川高校
2024年02月27日 19時28分
気鋭の企業経営者が、紀の川市内の高校生に起業について教える特別授業が、きょう(27日)県立貴志川高校で開かれました。
これは、紀の川市と公益社団法人・関西ニュービジネス協議会が協力して、市内の高校で繰り広げている特別授業で、今回は、東大阪市の八戸ノ里(やえのさと)ドライビングスクール社長で、関西ニュービジネス協議会副会長の谷岡樹(たにおか・たつき)さんを講師に迎え「16歳からの起業塾」と題して、人間科学科の2年生に起業家マインドをどのように養うかを講義しました。
この中で谷岡さんは、Twitter社を買収し、ニューラリンクの開発を手掛けるイーロン・マスク氏が17歳で起業に向けて動き出したことや、これまでの常識がこれから次々と覆される時代に入っていることを強調し「変化はチャンス。新しいものやサービスが生まれる時代にみんなは生きています」と呼びかけました。
その上で谷岡さんは、実業家・渋沢栄一(しぶさわ・えいいち)が、パリ万博で見た蒸気機関車やガス灯に驚がくし、日本の近代化と強化に向けて、銀行や鉄道など481の会社を設立したエピソードを紹介し、幕末から明治維新にかけての劇的な変化が、渋沢の原動力になったことを強調しました。
このあと、既存の商品を組み合わせて、全く新しい商品を考えるグループワークが行われ、生徒らは「体温が測れる携帯電話」とか「お菓子を撮ったら実物が出てきて食べられるカメラ」といったアイデアをひねり出していました。