わかやまネイチャー・アワード表彰式
2024年02月26日 18時48分
子どもたちの自然や生物に関する研究活動を表彰する「わかやまネイチャー・アワード」の表彰式が、きのう(25日)和歌山市で行われました。
「わかやまネイチャー・アワード」は、豊かな自然や生物多様性の保全について考え、その担い手となる人材を育成しようと、和歌山県が、県内の小・中・高校生から生物標本や観察レポートなどを募集したもので、今年度は、個人部門143点、団体部門3点の応募がありました。
専門家による審査の結果、個人部門・知事賞に、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシが7月に消失する理由について仮説を立て検証した和歌山市立大新小学校3年の櫻井瑞大さん、個人部門・ひらめき賞に、カイコを卵から育て、幼虫、繭、羽化、産卵の様子を絵で記録した和歌山大学教育学部附属小学校4年の藤井かれんさんと、エダナナフシの飼育を通して、親と子の体色の関連性や、体色による卵期間の違いを発見した、田辺市立会津小学校4年の、赤嶋杏亮さんが選ばれました。
きのうは、和歌山市のホテルアバローム紀の国で表彰式が行われ、受賞者による発表も行われました。知事賞を受賞した櫻井さんは、研究の動機や実験の過程、県立自然博物館の学芸員を訪ねた様子をパワーポイントで示しながら説明しました。
会場では、入選作品の展示が行われたほか、和歌山市出身で、令和4年度の和歌山県文化表彰を受賞した、公益財団法人・地球環境戦略研究機関の武内和彦理事長による基調講演なども行われました。