イオンモール和歌山で「和歌山盲学校展」
2024年02月02日 18時43分
視覚障害のある人たちの学習施設・県立和歌山盲学校の取り組みを多くの人に知ってもらおうという「和歌山盲学校展」が、きょう(2日)から和歌山市のイオンモール和歌山で開かれています。
これは、和歌山盲学校が昨年度(2022年度)から行っているもので、会場のイオンモール和歌山1階のヒルズコートには、和歌山盲学校の児童や生徒が手掛けた絵画や工作の作品や、盲学校で実際に使われている図書の拡大スコープなどの機器が展示されています。
様々な体験コーナーも設けられ、点字作成体験コーナーでは、指導教諭の手ほどきで、あいうえおの五十音や「だいすき」「ありがとう」などの言葉を、特殊なピンを使って専用の作業台で紙に打ち出す作業が体験出来ます。
視覚障害のひとつ・視野狭窄(しやきょうさく)体験コーナーでは、針穴のような小さい穴が開けられた黒い特殊なアイマスクを装着して、紙に書かれた細かい文字がいかに読みづらくなるかを体験することが出来ます。
県立和歌山盲学校の岡本美智子(おかもと・みちこ)教諭は「社会のなかで自分の障害を他人へ伝えたり、自分でネットワークをどう拡げるかを培うため、子どもごとの特性に合わせた教育をしています。大人になって事故や病気などで中途障害になっても、困ったときにも盲学校が役立つことを併せて知って欲しいです」と話しています。
和歌山盲学校展は、あす(3日)もイオンモール和歌山で、午前10時から午後7時まで行われています。入場は無料です。