自動運転バス実証実験2月14日から、和歌山市

2024年01月28日 15時44分

交通社会

和歌山市は、来月(2月)、けやき大通りで、自動運転バスの実証実験を行います。これは、和歌山市が、路線バス事業者などの乗務員不足への対策や観光の二次交通としての移動手段の確保、また、まちなかの賑わい創出などを図るために実施するものです。

運行事業者は、群馬県にある群馬大学発のベンチャー企業「日本(にっぽん)モビリティ」で、車両は、日野自動車のポンチョバスを使用し、自動運転レベルは「2」です。このレベルでは、事前に作成したデジタルマップをもとに、ハンドルやアクセルなどは自動操作されますが、ドライバーが運転支援を行います。車体には、カメラやセンサーがあり、信号や障害物を認識、判断するとともに、GNSS(ジーエヌエスエス)を受信して、位置測定などを行います。

運行期間は、来月14日から18日までの5日間で、1日あたり9便程度を予定し、午前10時台から午後9時台までの間で、日によってダイヤが変わります。運転ルートは、和歌山駅前発、和歌山城公園駐車場までのけやき大通りおよそ2キロの片道で、途中、三木町新通(みきまちしんとおり)バス停で、下車のみ可能です。運賃は無料です。

運行速度は時速20キロから30キロで、試乗枠は、着席10人、立ち席10人のあわせて20人程度を予定していて、乗車には、和歌山市のホームページから予約が必要です。乗車予約はあす(29日)から受け付けられます。

和歌山市では、実証実験を通じて、リスクの分析や社会受容性の醸成、ニーズの把握などを行い、将来的に自動運転レベル「4」、特定地域内での完全自動運転を目指したい考えです。

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