能登半島地震で、和歌山市が被災者に市営住宅を一時提供/和歌山県
2024年01月09日 14時54分
元日(1月1日)に発生した能登半島地震の被災者を支援するため、和歌山市では市営住宅11戸を被災者に利用してもらうことを決めました。和歌山市の尾花正啓市長が定例の記者会見で明らかにしました。それによりますと、和歌山市は今回の地震で被災し、住宅に困っている人に対し、市内の市営住宅11戸をおおむね1年を限度に利用してもらうことにしています。入居費は無料ですが、光熱費や共益費は必要です。現在市では5戸の住宅はすぐに入居できるということですが残りの6戸については修繕などが済み次第入居が可能だということです。尾花市長は状況に合わせて入居できる戸数を増やすなど対応していくとしています。
また市では、貯蔵しているブルーシート500枚を中能登町に提供したほか、被災地の救助支援に3度目の消防隊員派遣を行うなど被災地の支援活動を行っています。現地の様子について報告を受けた尾花市長は「道路が寸断されているなど思った以上に被害が大きいと思った。救助活動など市としても全力で支援していく」と支援の姿勢を表明しています。