和歌山市にある有吉佐和子記念館では、来年（2024年）の干支にちなんで龍の頭をかたどった香炉や色紙を展示しています。

記念館2階の床の間には有吉佐和子が茶席で用いた香を焚くための青磁の香炉が展示されているほか、日本舞踊吾妻流の家元で長年交流のあった吾妻德穂（あずまとくほ）が有吉佐和子のために寄せた龍の文字を書いた色紙などが展示されています。また館内には有吉家で使われた屠蘇（とそ）の器など正月用具も展示されています。

記念館は1月3日まで休館し、1月4日から通常通り開館します。

記念館は和歌山市出身の作家有吉佐和子の東京の住居を南海和歌山市駅近くに移設したもので来年6月に開館2周年を迎えます。