箕島高校野球部元監督の故尾藤公氏ら野球殿堂候補入り
2023年12月06日 18時32分
来年の野球殿堂入りで、アマチュア野球関係者などを含め球界に貢献した人が対象となる特別表彰の候補に、箕島高校を甲子園大会で春夏合わせて4度の優勝に導いた故・尾藤公(びとう・ただし)氏ら3人が候補に加わりました。
故・尾藤氏は、1966年に箕島高校の監督に就任、西武ライオンズで監督の務めた東尾修投手を擁して1968年の第40回センバツ大会で初の甲子園出場を果たしました。
さらに1970年の第42回センバツ大会では、島本講平(しまもと・こうへい)投手を擁して甲子園大会で初優勝しました。
そして、1979年に史上3校目の春夏連覇を成し遂げるなど春夏合わせて14度甲子園に出場し、春3度、夏1度の優勝経験を持っています。
特に、1979年夏の3回戦での星稜(せいりょう)との延長18回の激闘は、高校球史に残る名勝負として今も語り継がれています。
1995年夏の退任後は、日本高野連常任理事として高校野球の発展に力を尽くしてきましたが、2011年にがんのため亡くなりました。
選考は各部門ごとに定められた投票資格を持つ報道関係者や球界関係者らによる投票で行われ、来年1月18日に発表されます。