和城の落ち葉でサツマイモ栽培 清掃後に芋ほり
2023年12月05日 20時30分
和歌山城で拾い集めた落ち葉や枯葉を混ぜた土で栽培したサツマイモを掘り出す取り組みがおととい(12月3日)、和歌山城で行われ、小学生が一心不乱にイモを掘り出しました。
これは、和歌山城で、ごみゼロを目指して毎月、清掃活動を行っている「NPOクリーン&コネクト和歌山」が集めた枯れ葉や枯れ草を提供している農業体験農園「イキイキファーム」の協力で実施したものです。
「イキイキファーム」は、JAわかやまが運営を支援していて、落ち葉や枯れ葉を堆肥にして農作物を栽培するなど有機栽培に取り組むとともに普及活動にも取り組んでいます。
今回は、和歌山城の落ち葉でサツマイモを栽培したもので、清掃活動を終えた小学生が、袋の中に土と一緒に入ったサツマイモを掘り出し、なかには、土の中にミミズやダンゴムシを見つけて驚く子どももいました。
参加した小学生は「思ったよりゴミが少なかったけど、大きな芋を掘ることができました」「僕たちの街をきれいにしたいと思い、1ヶ月に1回、清掃活動に参加しています」「掘り出したイモは、みそ汁に入れて食べたい」と話していました。
「NPOクリーン&コネクト和歌山」代表の幸前青空(こうぜん・そら)さんは、「和歌山城でのごみゼロ活動で、小学生から『枯葉がゴミじゃない』という指摘を受けてJAの知り合いに相談したところ、イキイキファームを紹介され、今回、サツマイモ堀体験につながりました。SDGsや継続を意識しながら、これからも活動を続けていきたい」と話しました。
「NPOクリーン&コネクト和歌山」は、毎月第一日曜の午前9時から10時まで和歌山城で落ち葉を拾うなど清掃活動を行っています。