きのくに信金・和歌山県白浜町で「企業の森」に参画
2023年11月20日 18時31分
和歌山市に本社のあるきのくに信用金庫が、和歌山県の森林保全事業「企業の森」に参加することになり、きょう(20日)和歌山県庁で協定に調印しました。
企業の森事業は、県と市町村が民間の企業や団体などの協力を得て県内の森林保全活動を行うもので、これまでに93団体・107カ所で森林保全活動が行われています。
きのくに信用金庫は、今月(11月)1日に設立30周年を迎えたのを記念して企業の森事業に参加するもので、白浜町日置(ひき)地区・田野井(たのい)の民有林およそ0・46ヘクタールを「きのくに信用金庫の森」と名付けて、来年(2024年)春に植樹を行います。
きょう、県庁の知事室で協定の調印式が開かれ、きのくに信用金庫の田谷節朗(たや・せつろう)理事長と岸本周平知事、それに白浜町の井澗誠(いたに・まこと)町長が、それぞれ協定書にサインしました。
日置地区が父親の出身という田谷理事長は、親孝行も兼ねて田野井地区での活動を決めたと語った上で「きのくに信用金庫の名前のごとく、森林や木材の保全に貢献したいという思いが強く、ことし(2023年)創立30周年の記念の節目に参加を決めた。これから地区の皆様のお世話になりながら、地域貢献に努めたい」とあいさつしました。
岸本知事と井澗町長は、脱炭素社会への貢献や地域住民との交流促進につながると歓迎しました。
「きのくに信用金庫の森」は、地元の大辺路(おおへち)森林組合の委託で管理され、職員らがレクリエーションを兼ねて定期的に現地で植樹や清掃などを行い、地区の住民らと交流を深めます。
企業の森に参加した事業所はこれで94団体、108カ所となりました。