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和歌山市の東洋ライス・東京で医療費削減団体の設立総会

2023年11月14日 16時53分

経済

金芽米()」で知られる株式会社・東洋ライスが、医療費の削減などを目指す団体を設立し、きょう(14日)東京で設立総会を開きました。

東京で開かれた設立総会のもよう(2023年11月14日)

この団体は「医食同源米()によって我が国の国難を解決するためのコンソーシアム」で、医食同源米とは、薬にもなるお米のことで、東洋ライスの雑賀慶二()(さいか・けいじ)社長は「医食同源米を普及させることで健康な体を作ろう」と呼びかけています。

コンソーシアムは、東洋ライスが地方自治体や精米業者などの企業、それに消費者グループなどに呼びかけ、472の個人・団体から賛同を得て、きょう、設立しました。

呼びかけ人を代表してあいさつした雑賀社長は「精米技術が進んでおいしい米ができると、栄養素がなくなる。一方で医療費が急増しているが、20年ぐらい前においしさと栄養が両立できるコメ作りができるようになった。それを多くの人に食べてもらい、健康寿命を延ばしたい」と述べました。

泉大津市の南出市長

また、雑賀社長の考えに共鳴して、金芽米を妊婦に提供し、学校給食にも取り入れている、大阪府泉大津市の南出賢一()(みなみで・けんいち)市長が市のポリシーや取り組みを説明し、健康づくり推進条例の制定や、「安心安全な食料の安定的確保に関する構想」の策定などを紹介しました。

コンソーシアムでは、今後、医療費削減に向けた健康づくりの施策などを 国に要望していく考えです。

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