和歌山県海南市・中野BC「梅酒ヌーボー」蔵出し
2023年11月10日 20時30分
海南市の酒造メーカー・中野BCで、ことし(2023年)の梅酒の新酒「梅酒ヌーボー」の蔵出し作業が行われました。
中野BCでは30種類を超える梅酒を製造していますが、毎年6月6日の「梅の日」に漬け込んだばかりの紀州南高梅(なんこううめ)の新酒を「梅酒ヌーボー」として毎年11月下旬に限定出荷していて、梅の酸味が効いたフレッシュな味わいが特徴です。
けさ、梅酒専用の熟成タンクが並ぶ中野BCの「梅酒蔵」では、ことし(2023年)4代目梅酒杜氏に就任し、初めて仕込みを任された藤原弘彰(ふじわら・ひろあき)さんら蔵人が、タンクからおよそ20万粒の紀州南高梅の実を掻き出し、蛇口から琥珀色の甘酸っぱい香りあふれることしの梅酒ヌーボーを容器に注ぎました。
出来映えについて、藤原さんは「梅の風味がしっかり出た、雑味の無いすっきり感のある仕上がりです」と自信を示しました。
ことしの梅酒ヌーボーは、今月(11月)24日に解禁日を迎え、全国の小売店や飲食店に出荷されます。価格は、720ミリリットル入りが税別1378円、 1・8リットル入りが税別2120円です。