平和願い昇竜の大絵馬 熊野本宮大社
2023年11月01日 18時48分
田辺市にある世界遺産の熊野本宮大社できょう(1日)、来年の干支(えと)の「辰(たつ)」を描いた大きな絵馬が完成しました。
絵馬は縦が1メートル余り、横がおよそ2・3メートルの大きさで、赤い太陽を背景に雲海を乗り越えて天に昇る竜に漢字の「平和」と英語で「Peace(ピース)」の文字が書き添えられています。
この新しい絵馬は来月1日に、今の「卯(う)」の絵馬に代えて大しめ縄とともに大社の神門(しんもん)にかけられます。
また、絵馬はほかにも6枚仕上がっていて、JR新宮駅など参拝客が多く利用する駅や南紀白浜空港などにも掲げられるということです。
竜を描いた大社の九鬼家隆(くき・いえたか)・宮司(ぐうじ)は来年で世界遺産への登録から20年となることを踏まえ「世界遺産の心は国、文化、宗教などを乗り越え互いに認め合うこと。紛争の絶えない世界に向けて平和への願いを込めた」と話しました。