和歌山県和歌山市、首都圏で赤坂地区との交流PR
2023年10月26日 19時13分
紀州徳川家の江戸屋敷があった東京・港区の赤坂地区と、8年前から赤坂地区との交流事業を行っている和歌山市はきのう(10月25日)、東京・赤坂の国際医療福祉大学で、マスコミ・出版関係者を対象にした説明会を開きました。
これは、2015年に設立された和歌山市の東京事務所が主催したもので、第1部では、赤坂氷川神社の惠川義孝(えがわ・よしたか)禰宜が、神社について説明した後、和歌山市和歌山城整備企画課の伊津見孝明(いづみ・たかあき)学芸員が紀州徳川家と江戸藩邸について講演しました。
この中で、伊津見さんは、徳川15代のうち2人も将軍を輩出したのは、御三家では紀州徳川家のみで、赤坂にあった中屋敷は、広大な敷地を有し、上屋敷の機能を統合した江戸における一大拠点として存在したことや、明治以降は仮皇居として使用されたことを踏まえ、かつて和歌山の存在感が大きかったことを強調しました。
第2部では、9月に和歌山市の加太海岸で行われた和歌山市SDGs学習ツアーの報告会が開かれ、参加した赤坂地区の小学生と保護者が、ごみ拾いなどを通じて、和歌山市で感じた思いなどを発表しました。