和歌山市は、中核市としては初めて大規模災害の発生に備える事前復興計画を策定し、きょう（１０日）発表しました。

計画は、和歌山市の尾花正啓市長が定例記者会見で発表したもので、和歌山市の現状や復興のビジョンやプロセス、事前準備など５つの構成されています。

また計画では、特に被害を想定し、既存の土地や高台を活かして復興を進めるとしています。

復興ビジョンのうち、産業復興では、大規模な被害を受けて寸断した物流ルートの確保や物流拠点の早期復旧を明記しているほか、被災した市街地の復興については居住エリア集約化や空き地の有効活用などを図り、都市計画道路の事業化を
検討するとしています。

市では、このほかにも復興の手順を明確化したり、上下水道の応急復旧のための
資材備蓄を進めるなどして、市民が和歌山市で住み続けていけるよう取り組んでいくとしています。

計画の詳しい内容については、市のホームページや市役所や支所、連絡所などの施設で閲覧できます。