コンビニエンスストア大手のファミリーマートは、和歌山県産有田()(ありだ)みかんの果汁を６５％配合したアイスバーの販売を、きょう（１０月）から、全国の店舗で開始しました。

発売されたのはアイスバー「とろける食感 ぎゅっとみかん」で、有田みかんの果汁が６５％配合され、濃厚な甘みととろみのある舌触りが特徴の果汁感あふれる仕上がりになっています。

きょう午後、湯浅町の和歌山県有田振興局で記者発表が行われ、ＪＡありだとみかん農家、有田地方の自治体関係者が、早速、アイスバーを試食しました。

ファミリーマートでは、今年度（２０２３年度）プライベートブランド「ファミマル」から、全国の果物果汁を使ったアイスバーを販売していて、これまでに福島産の白桃()や、北海道の夕張()メロン、沖縄産のパイナップルを商品化し、累計２００万食以上を販売しました。

今回、第４弾として取り上げたのが、和歌山産有田みかんで、ファミリーマート商品本部・スイーツグループの溝口()悟()(みぞぐち・さとる)マネジャーは「産地ごとにストーリーや地域課題がある。商品を通じて、産地をより知ってもらいたい。消費者にはふるさとを思い出してもらうとともに、来年度以降も、販売を継続するため努力する」と話しています。

有田みかんアイスバー「とろける食感 ぎゅっとみかん」は、きょうから全国のファミリーマート１万６５００店舗で、１本税込み１９０円で販売されています。

ファミリーマートでは来年度以降も販売を継続する考えで、その際には、日本()農業遺産に認定された「みかん栽培の礎(いしずえ)()を築いた有田みかんシステム」の 情報もパッケージに掲載する方針です。