弁慶のふるさと・田辺市で第35回「弁慶まつり」開催
2023年10月07日 18時36分
武蔵坊弁慶のふるさと・田辺市で、きのう(6日)ときょう(7日)の2日間、「弁慶まつり」が開かれています。
田辺市には、平安時代、源義経とともに平家追討の立役者となった弁慶の生誕地とされる伝説や史跡が多く残されています。
弁慶まつりは、田辺商工会議所などによる実行委員会が1987年から毎年この時期に開いているもので、新型コロナ禍で中止となった期間を除くと、ことし(2023年)で35回目となります。
初日のきのう(6日)は、世界遺産・闘鶏神社の特設舞台で「演劇弁慶伝説」が上演され、35代目の武蔵坊弁慶役に選ばれた上富田町の大野剛輝(おおの・こうき)さん29歳が、牛若丸との大立ち回りや、和太鼓に乗せてなぎなたを持っての「弁慶出世の舞」を披露し、観客から拍手を浴びました。
2日目のきょう(7日)は、秋晴れのもと、扇ヶ浜などで「紀州弁慶よさこい踊り」が行われ、県の内外から参加したよさこいチームが、重低音の効いたビートに乗せて鳴子を鳴らしながら、キレのある演舞を繰り広げました。
さらに、ことしは、現在開催中の第2回「和歌山県人会世界大会」に参加している、南米やオーストラリアなどの在外県人会の日系人たちが「弁慶ゲタ踊り」に参加し、ふるさと和歌山のまつりを楽しみました。
弁慶まつりは、このあと午後8時から扇ヶ浜で行われる、田辺観光協会主催の「田辺花火大会」でフィナーレを迎え、両端1000メートルの大パノラマでおよそ3500発の花火が秋の夜空を輝かせます。