１０月の「和歌山県ごみの散乱防止強化月間」にあわせて、官民が連携して不法投棄やゴミの散乱を防ぐパトロール活動の出発式が、きょう（１０月３日）、和歌山県庁・正面玄関前で開かれました。

県は、２０２０年１０月１日に、ごみの散乱防止に関する条例を全面的に施行し、県民や県内の事業者に対し、ゴミのポイ捨てや不法投棄を禁止するとともに、県や市町村などと連携してごみの散乱防止に努めるよう規定しています。

そして、県は、条例を制定した１０月を「ごみの散乱防止強化月間」と定め、県職員や郵便局員、県・フライヤー連盟など、参加する官民の職員や団体のメンバーらが、環境監視員として県内でパトロールを行っています。

きょう午前、県庁正面玄関前で行われた出発式では、岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事や、県警察本部の山﨑洋平(やまざき・ようへい)本部長、県・産業資源循環協会の松田美代子(まつだ・みよこ)会長らが見守る中、環境監視員が啓発車両に乗り込み、和歌山市内でのパトロールに出発しました。

強化月間中、紀北地域の海上では、和歌山県が和歌山海上保安部と合同でパトロールを行うほか、県内各地で不法投棄のパトロールが行われ、繁華街や海岸では、清掃活動も行われます。

県・廃棄物指導室の秋月邦洋(あきづき・くにひろ)室長は「未来を担う子どもたちに綺麗な環境をつなぐため、ごみを棄てない『ごみゼロ和歌山』を実現するため、ご協力をお願いします」と呼びかけています。

県は、不法投棄を見つけた場合、県・廃棄物指導室へ通報するよう求めています。電話番号は０７３（４４１）２６８１番、県のウェブサイトからメールでも通報できます。