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第33回和歌山矯正展

2023年09月30日 18時10分

イベント社会

受刑者の社会復帰に向けた活動を知ってもらおうと、受刑者が作った製品を展示販売する「第33回和歌山矯正展」が、きょう(30日)から和歌山市加納の和歌山刑務所で始まりました。

和歌山矯正展は、法務省が主催する「社会を明るくする運動」の一環として、受刑者の姿を広く社会に紹介し、犯罪や非行のない明るい社会を築こうと、和歌山刑務所と、公益財団法人矯正協会刑務作業協力事業部が開いています。

新型コロナウイルス流行の影響もあり、中止が続いていて、4年ぶりの開催となりました。

会場には、受刑者が製作した木製のスプーンやフォーク、椅子や机、革製の財布やキーケースなどの刑務所作業製品の展示販売のほか、紀ノ川中学校吹奏楽部によるコンサートや、キッチンカーによる出店などがあり、朝から多くの人で賑わっていました。

和歌山刑務所処遇部企画部門首席矯正処遇官白藤正幸(しらふじ・まさゆき)看守長は、「受刑者は、いずれ出所して社会に戻るが、立ち直るには本人の努力だけではなく、社会の理解と支援がないと難しい。地域社会の皆さまにもご理解を得て、再犯防止に貢献していきたい」と話しました。

矯正展は、あす(10月1日)も開催され、展示販売のほか、和歌山市消防音楽隊によるコンサートなどが行われる予定です。

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