９月定例和歌山県議会は、きょう（２８日）本会議が開かれ、この夏の台風による大雨災害の対応費用など、一般会計の総額で２１３億３千万円を増額する９月補正予算案など、２３の議案すべてを可決して閉会しました。

可決した補正予算の主な内訳は、災害対応では、災害救助法に基づく救助費用や壊れた農業施設や農道、高齢者・障害者施設などの復旧費用としておよそ８３億円、このほか、国庫補助による道路や港湾、砂防、漁港の改良事業に１０３億円、中小企業などを対象に、新分野参入や業種・業態転換などの事業再構築を支援する「県・事業再構築チャレンジ補助金」事業に８億円、東京のアンテナショップ「わかやま紀州館」の改修に２７５２万円などとなっています。

また、トンネルの施工不良がわかった、県道長井()古座()線)「八郎山()(はちろうやま)トンネル」の専門家による検討委員会の開催費用７７００万円は、施工業者の負担で開くこととなりました。

このほか「現行の健康保険証を残すことを求める請願」１件は、不採択となりました。

和歌山放送では、きょうの県議会のもようを、午後９時半から録音ダイジェストでお伝えします。