【線状降水帯】和歌山県に線状降水帯発生 影響は?
2023年09月22日 18時52分
昨夜(9月21日)、和歌山県と奈良県で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続き、和歌山県内では、かつらぎ町で、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降りました。気象庁は、数年に1回程度しか発生しないような短時間の大雨だとして、記録的短時間大雨情報を発表し、安全を確保するよう呼びかけました。
昨夜の大雨で、気象庁は、橋本市やかつらぎ町、高野町や紀美野町などに土砂災害警戒情報を出して注意を呼びかけたほか、高野町は、昨夜10時頃からきょう午前1時40分頃にかけて、警戒レベル5の「緊急安全確保」を発令しました。
県の観測によりますと、かつらぎ町花園久木(はなぞのくき)では、1時間に103ミリの大雨が降り、昨夜からけさにかけてのおよそ12時間に262ミリの雨が降りました。
また、この大雨の影響で、県北部を中心に停電が発生したほか、県危機管理局によりますと、これまでに高野町で床下浸水の被害が2件確認されているということです。