【9月県議会】ENEOS・SAF原料の廃油回収について/和歌山
2023年09月21日 11時53分
有田市のENEOS和歌山製油所の跡地で新たに行われる、廃油などを原料にした再生航空燃料・SAFの精製事業に関連して、和歌山県は、市町村や小売業者、回収業者などと連携して、家庭からの廃油回収の事業化に力を入れる方針を示しました。
これは、きょう(21日)開かれた9月定例和歌山県議会で、自民党県議団の玉木久登議員の一般質問に対し、岸本周平知事が答弁したものです。
玉木議員は、ENEOS和歌山製油所跡地のSAF精製事業の進捗状況をたずねるとともに、原料となる食用油の廃油を、県内の家庭から収集する仕組みをつくるよう提言しました。
岸本知事は「家庭用の廃食油の収集・リサイクルは、まさに循環型経済につながる仕組みだ。県としても、市町村や小売業者、回収業者を巻き込み、家庭用廃食油の活用事業化をしっかり検討したい」と答えました。
このほか、きょうの一般質問では、自民党県議団の坂本佳隆議員がことし(2023年)6月の梅雨前線と台風2号の大雨被害の検証などについて、自民党県議団の山家敏宏議員が災害情報の周知と県・防災ナビアプリの普及などについて、無所属の会の中西徹議員が公立学校体育館への空調設備の導入促進などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。
和歌山放送では、きょうの県議会・一般質問のもようを、このあと午後9時半から 録音ダイジェストでお伝えします。