第7回「全苗連生産者の集い」和歌山県和歌山市で開催
2023年09月05日 19時04分
全国の林業者が集まって課題や林業の将来について語り合う「全苗連(ぜんびょうれん)生産者の集い」が、きょう(5日)和歌山県和歌山市の和歌山城ホールで開かれました。
これは、全国山林種苗(しゅびょう)協同組合連合会が都道府県の山林種苗協同組合との共催で毎年持ち回りで開いているもので、7回目となる今回は、初めて和歌山県で開かれました。
きょうの集いには、林野庁の青山豊久(とよひさ)長官や和歌山県の岸本周平知事、和歌山市の尾花正啓市長らが来賓として招かれ、はじめに、主催者を代表して、県・山林種苗協同組合の井内優(いうち・まさる)理事長が「進まない再造林や高齢化の進行、資材の高騰、異常気象など多くの問題が山積みだが、この大会を通じて情報を交換し、あすの苗木づくりに繋げていきたい」とあいさつしました。
続いて、山林種苗の功労者に対する表彰状が、林野庁の青山長官から授与されました。
このあと、苗木づくりや、スギやヒノキ花粉症対策の研究成果の発表が行われたほか、国に再造林や後継者育成などへの支援や、苗木生産の元となる種や苗木の安定供給体制の確立を要望することなどを盛り込んだ、大会決議文を採決して閉会しました。