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容疑者の鑑定留置終了、首相襲撃、近く起訴へ

2023年09月01日 20時04分

事件・事故

岸田文雄首相の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山地検はきょう(1日)、首相らへの殺人未遂容疑などで追送検された、無職、木村隆二(きむら・りゅうじ)容疑者24歳の刑事責任能力の有無や程度を調べるおよそ3か間の鑑定留置を終えたと明らかにしました。

地検は、責任能力を問えると判断、殺人未遂罪などの適用も視野に、勾留期限の今月(9月)6日までに起訴するとみられます。

木村容疑者は、きょう午後、大阪市の大阪拘置所から和歌山西警察署に移送されました。木村容疑者を乗せた車が和歌山市の和歌山西警察署に着くと、報道陣のカメラのフラッシュが一斉に光りました。木村容疑者は、頭にフードをかぶり、マスクもつけていて、表情はうかがえませんでした。

事件は、今年4月15日午前に、和歌山市の雑賀崎漁港で、首相の演説直前に、パイプ爆弾が投げ込まれ爆発し、警察官ら2人が軽傷を負いました。木村容疑者は、威力業務妨害容疑で現行犯逮捕され、5月に、火薬類取締法違反容疑で再逮捕されました。

逮捕後木村容疑者は黙秘を続けていて、和歌山簡易裁判所が鑑定留置を決めました。

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