台風７号は、きょう午前５時前に串本町潮岬付近に上陸し、現在も近畿地方を北上しています。

気象庁によりますと、台風７号は、きょう午前５時前に串本町潮岬に上陸し、その後、兵庫県明石市に再上陸して、午後５時には、兵庫県豊岡市の南南西およそ４０キロにあって１時間におよそ１５キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は９８５ヘクトパスカル、最大風速は２５メートルで、中心から半径２８０キロ以内では、風速１５メートル以上の強い風が吹いているものとみられます。

アメダスの観測によりますと、降り始めからきょう午前１１時までの和歌山県内の降水量は、那智勝浦町色川で５４７・５ミリ、田辺市本宮で３０８ミリ、古座川町西川で２５１・５ミリ、串本町潮岬で２４７ミリなどとなっています。

また最大瞬間風速は、串本町潮岬で３３・５メートル、和歌山市で３２メートル、新宮市で３１・５メートル、和歌山市友ヶ島で２９・５メートルを観測しています。

和歌山県では、あす明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みで、和歌山地方気象台は、南部では、今夜遅くまで土砂災害に警戒するよう呼びかけるとともに、県全域で、あす明け方まで、土砂災害や低い土地の浸水に注意するよう呼びかけています。