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【高校野球】市立和歌山、神村学園に敗退

2023年08月14日 16時03分

スポーツ社会

阪神甲子園球場で行われている第105回全国高等学校野球記念大会は、きょう(14日)大会9日目を迎え、第二試合で和歌山代表の市立和歌山は、鹿児島の神村学園と対戦し11対1で敗れました。市立和歌山は1回に2死満塁のチャンスをつかみましたが、神村学園は黒木投手をリリーフに起用すると、鋭いスライダーを軸に好投を見せ、市立和歌山打線を8回1失点に抑え込みました。市立和歌山は、登板した各投手が合わせて9つの四死球を与えるなど不安定で打線も黒木投手らを打ち崩せず4安打と振いませんでした。

一方、神村学園は1回に連続タイムリーなどで3点を先行し、その後も効率的に得点を挙げ11対1で市立和歌山を破りました。

敗れた市立和歌山の半田監督は、県大会に登板していなかった左腕の川本投手を先発に立て、2番手も甲子園初登板の木村を起用して、左打者が多い神村学園の強力打線を抑え込む作戦を立てましたが「投手交代が後手になった。私の采配ミスだ。何とか後半勝負に持ち込みたかった」と試合を振り返りました。

また市立和歌山の熊本主将は、「勝ちたかったが楽しくできた。最高の仲間だった。後輩にまたここ(甲子園)に来てほしい」と話しました。また麹家捕手は「神村学園の打線は見極めがすごく、いつもなら振ってくれる球も振ってくれなかった。スイングも強かった」と話しました。このほか市立和歌山のエース・栗田投手は、「ほかの投手も苦しい中耐え抜いてくれ、ここまでこれた。感謝しかない」と今大会を振り返りました。

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