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有効求人倍率4ヶ月連続減少も 「緩やかに持ち直し」

2023年08月01日 20時04分

社会経済

和歌山県の今年(2023年)6月の有効求人倍率は1・13倍で、4ヶ月連続で前の月を下回りました。

厚生労働省和歌山労働局がきょう(8月1日)発表したもので、仕事を求める人1人当たりの求人を表す和歌山県の6月の有効求人倍率は、前の月と比べて0・03ポイント低下して1・13倍となりました。

前の月を下回るのは、4ヶ月連続ですが、有効求人数は1万6005人で、有効求職者数1万4223人を上回っていて、和歌山労働局では、「雇用情勢としては、求人が求職を上回っていて、緩やかに持ち直しの動きがみられる」としています。

また、和歌山労働局は、ハローワークでの聞き取りを通して、「企業の人手不足は続いている。原材料の高騰があるものの、売り上げが順調なところは、求人を増やす傾向がある」と判断しています。

そして、6月に新たに出された新規求人倍率が2・01倍となり、今年1月以来、5か月ぶりに2倍を超えたことも「明るい材料」としています。

一方で、和歌山労働局は「全体の雇用情勢として、引き続き、物価の上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」と警戒しています。

ところで、近畿2府4県の6月の有効求人倍率は、1・19倍で、3ヶ月ぶりに低下していて、大阪労働局は、建設業や製造業では、人手が不足している一方、原材料価格の高騰などから利益が減り、求人を見合わせる動きがあったということです。

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