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那賀消防組合・夏休みの児童向け「防災博士認定講座」

2023年07月25日 18時53分

教育災害・防災

岩出市と紀の川市を管轄する那賀(なが)消防組合が、夏休み中の児童に防災について学んでもらう「防災博士認定講座」を開きました。

きょうの講座のもよう(7月25日・岩出市中迫・那賀消防組合消防本部)

これは、那賀消防組合が管内の4年生以上の小学生を対象に、毎年夏休みに行っているものです。

模型を使って液状化現象を説明する防災センターの汲田早苗副センター長

きょう(25日)岩出市(なか)(ぶさ)の那賀消防組合消防本部・防災センターで開かれた防災教室には小学生7人が参加し、はじめに、職員が東日本大震災の津波被害や、近い将来発生が予想される南海トラフ巨大地震、中央構造線直下地震などの危険性、風水害の事前避難の重要性を説明したほか、家や学校で地震に遭遇したら、揺れが収まるまで頭を守り、あわてて外に飛び出さないことや、室内でも靴やスリッパを履いて移動すること、普段から避難場所を把握しておくことなど、落ち着いて身を守るための心得を教えました。あわせて、火災の時には慌てずに119番通報するよう呼びかけました。

起震車に乗って地震の揺れを体験

続いて、屋内火災で充満する煙の疑似体験や、起震車による地震の揺れの体験、水の入った消火器を使った放水体験、119番通報の練習が行われ、児童らは時折大きな声を上げながらチャレンジし、最後に防災博士の認定証を受け取りました。

煙体験施設を進む児童

参加した児童は「地震の揺れには驚いたし、煙の部屋は怖かったです。食料や防災グッズなどを普段から用意して、災害に備える事が大事です」と話していました。

消火器を使った放水体験

那賀消防組合では、来月(8月)6日には、同じく小学4年生以上の児童を対象に応急手当の知識や技術を教える「子ども防災博士応急手当講座」を開く予定です。

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