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【高校野球】大会12日目準決勝へ市和歌山・桐蔭が勝ち進む

2023年07月24日 19時52分

スポーツ社会

第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は、大会13日目のきょう(24日)、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、準々決勝の残り2試合が行われ、市立和歌山と桐蔭が勝ち、ベスト4が出揃いました。

第1試合、市立和歌山対新宮は、シード校の市立和歌山が終盤に勝ち越し、5対2で新宮をくだしました。

試合は、2対2の同点で迎えた8回の裏、市立和歌山はこの回先頭の宇治田(うじた)がショート内野安打で出塁、2番岩上(いわがみ)の犠牲バントで2塁へ、3番の栗谷(くりたに)もフォアボールを選び、ワンアウト1・2塁としました。さらに、4番の麹家(こうじや)もレフト前にヒットを放ち、ワンアウト満塁とチャンスを広げました。

ここで、5番の大江(おおえ)が期待に応えてレフトオーバーの2塁打を打ち、2者を迎え入れ、市立和歌山が4対2と勝ち越しに成功しました。市立和歌山は、続く6番の大路(おおじ)の犠牲フライでこの回さらに1点を追加し、5対2とリードを広げました。

また、市立和歌山先発の栗谷(くりたに)投手を7回からリリーフした小野(おの)投手が、9回、新宮の攻撃を無得点に抑え、5対2で市立和歌山が勝ち、2年ぶり22回目のベスト4進出となりました。

なお、試合後の抽選の結果、市立和歌山は、今月26日の準決勝の第1試合で、同じシード校の和歌山南陵と対戦します。

第2試合、桐蔭対海南の伝統校同士の一戦は、終盤の激しい点の取り合いを制した桐蔭が、9対2、8回コールドで海南に勝ちました。

試合は、両チーム無得点で迎えた5回裏、桐蔭は4番・淡路(あわじ)の2点タイムリー2塁打などで3点を先制しました。海南も6回表に5番・池田(いけだ)のサードゴロエラーの間に1点を返し、3対1としました。

しかし桐蔭は、その回の裏に9番・岡田(おかだ)のタイムリーで1点を取り、再び3点差としました。

粘る海南は、8回表、3塁打を放った1番長坂(ながさか)を、2番中前(なかまえ)のファーストゴロで返し、4対2と2点差に詰め寄りますが、桐蔭がその裏、打者9人の猛攻で一挙5点を奪い、結局9対2、8回コールドで桐蔭が海南を破り、去年に続き21回目のベスト4進出を果たしました。

勝った桐蔭は、準決勝の第2試合で和歌山北と対戦します。

第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は、あす(25日)は休養日で試合がなく、あさって(26日)午前9時から、第1試合、市立和歌山対和歌山南陵、第2試合、桐蔭対和歌山北の準決勝2試合が行われます。

和歌山放送では、あさって(26日)も午前8時50分から、熱戦の模様を紀三井寺公園野球場から実況中継でお伝えします。

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