毒物入りカレー事件・林死刑囚の再審請求棄却
2023年07月21日 21時01分
1998年7月に、和歌山市で4人が死亡し63人が急性ヒ素中毒になった毒物入りカレー事件で、殺人罪などに問われ死刑が確定した、林真須美(はやし・ますみ)死刑囚61歳が、和歌山地方裁判所に申し立てた再審・裁判のやり直しの請求について、和歌山地方裁判所が棄却する決定を出したことがわかりました。
関係者によりますと、決定はことし(2023年)1月31日付けで、林死刑囚側は決定を不服として、2月、大阪高等裁判所に即時抗告しました。
林死刑囚側は4人の死因を直接立証する証拠はなく、検察側が提出した証拠には証拠能力や証明力がないと主張し「第三者による犯行で無罪」と訴えていました。