【高校野球】大会5日目、智辯和歌山が高野山に敗退
2023年07月15日 16時14分
和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている第105回全国高等学校野球選手権記念和歌山大会の大会5日目のきょう(15日)3試合が行われ、第2試合では、去年の優勝校でシード校の智辯和歌山が高野山に逆転負けし、初戦敗退しました。
きょう(15日)の第1試合は紀北農芸と日高が対戦しました。
日高は1回表、立ち上がり制球に苦しむ紀北農芸の先発・背番号7を付けた2年生の新立(しんたて)からデッドボール2つとフォアボールでノーアウト満塁として4番・髙尾(たかお)のセンター前タイムリーで2点を先制しました。
2回に1点を追加した日高は4回表、ワンアウトランナー2塁から8番・中田(なかた)のライト線を破るタイムリースリーベースで1点を追加し、4対0とリードを広げました。
日高は7回表、代打・大家(おおいえ)のツーベースヒットなどで4点を追加、守っては先発・エースの中田(なかた)が紀北農芸打線を7回まで1安打無失点、毎回の12三振を奪うピッチングで8対0の7回コールドで紀北農芸を破り、6大会連続で初戦突破を果たしました。
日高は、7月21日の大会10日目第3試合でシード校の市和歌山と対戦します。
続く第2試合は高野山がシード校の智辯和歌山に逆転勝ちを収めました。
智辯和歌山は1回裏、フォアボールで出た1番・多田羅(たたら)が送りバントと盗塁で3塁に進み、3番・濵口(はまぐち)のライトへの犠牲フライで1点を先制しました。
5回裏にもツーベースヒットで出た6番・湯浅(ゆあさ)が内野ゴロとワイルドピッチでホームに生還し、2対0とリードを広げました。
高野山は7回表、ワンアウトから2本の長短打で2塁・3塁のチャンスに8番・長谷川(はせがわ)のタイムリーヒットで1点、さらに智辯和歌山の先発・エースの吉川(よしかわ)に代わってマウンドに上がった清水(しみず)からツーアウト満塁として押し出しのフォアボールとデッドボールで2点を追加し、逆転に成功します。
高野山の先発・背番号5を付けた2年生の酒井(さかい)は2点を奪われますが、強打を誇る智辯和歌山打線を3安打に抑える好投で流れを引き寄せました。
結局、9回にも1点を追加した高野山が4対2で3年前の独自大会を含め夏の和歌山大会7連覇を目指す智辯和歌山を破りました。
勝った高野山は7月22日の大会11日目の第2試合で桐蔭と対戦します。
大会5日目第3試合は熊野と桐蔭が対戦しました。
桐蔭は2回裏、ワンアウト2塁・3塁から7番・神崎(かんざき)が三遊間を破るタイムリーヒットで1点を先制すると、1番・宇治田(うじた)のレフト前のタイムリーヒットなどでこの回4点を挙げ、ゲームの主導権を握りました。
桐蔭は3回に1点、4回に3点、6回に1点と着実に追加点を挙げました。
守っては、先発・2年生エースの白川(しらかわ)、薗村(そのむら)、中田(なかた)の3人による投手リレーで熊野を無得点に抑え、結局9対0の7回コールドで桐蔭が熊野を破って3回戦にコマを進めました。
勝った桐蔭は、22日の大会11日目の第2試合でシード校の智辯和歌山を破った高野山と対戦します。
大会6日目のあす(16日)は、
第1試合は 和歌山東 対 田辺工業、
第2試合 和歌山商業 対 田辺、
第3試合 向陽 対 日高中津 の
3試合が行われます。和歌山放送では
あす(16日)も紀三井寺公園野球場から全試合を実況中継します。