世界遺産・熊野古道のなかで唯一海辺を歩くコースを持つみなべ町の千里(せんり)海岸で、ガイドの案内で満天の星空を観測できる「海辺の熊野古道で星空ツアー」が開催されています。

これは、みなべ町を拠点に地元や全国各地で星空観測ツアーを展開している「ＳＴＡＲ(スター・) ＦＯＲＥＳＴ(フォレスト)」が行っているものです。ツアーでは、みなべ町の千里海岸を歩きながら、肉眼で見える季節の星座や天体についてガイドが行われます。

肉眼で星を見たあとは、口径がおよそ２８センチある天体望遠鏡による観測がおこなわれ、目では見えない宇宙に隠れた天体や、土星・木星などの惑星、月のクレーターなどを詳しく見ることが出来ます。

最後は、星空をバックに参加者全員での記念撮影や、星空に関するガイドへの質問コーナーもあり、およそ１時間にわたるツアーを満喫できます。

ツアーは３月２１日から９月３０日までの夏季と、１０月１日から３月２０日までの冬季に分かれ、夏季はよる８時からと９時半からの２回、冬季はよる７時からと８時半からの２回です。

参加費用は、大人が３３００円、中学生以下が２２００円で、３歳未満は無料です。年間パスポートもあり、大人が８８００円、中学生以下が５８００円です。

ＳＴＡＲ ＦＯＲＥＳＴ代表の角田(かくだ・)夏樹(なつき)さんは「古来より、旅人は夜空の星を目印にしてきました。多くの旅人が行き来した海辺の熊野古道で、刻々と変化する季節の星や星座を楽しんで欲しい」と呼びかけています。

予約はＳＴＡＲ ＦＯＲＥＳＴのウェブサイトで 受け付けています。