携帯電話のサイトの利用料が支払われていない」と言われた岩出市内の３０歳代の女性が、１０万円分の電子マネーをだましとられる事件があり、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

岩出警察署によりますと、今月８日の午後３時頃、岩出市内に住む３０歳代の女性が、携帯電話に非通知でかかってきた電話に出たところ、男の声で、「『スリム』という天気やファッションを見る携帯電話サイトの利用料金が未納になっている。料金が支払われないと法的措置をとる」と言われ、さらにその後、かかってきた同じ男からの電話で、コンビニエンスストアで、電子マネーのアップルギフトカード１０万円分を購入し、電話でコードを伝えるよう指示されました。そして、この日の夜、女性は、男の指示通りにアップルギフトカードを購入し、男に、電子マネーの利用に必要なコードを伝えました。

また、男は、女性が電子マネーを購入する間、電話をつないだままにした上で、周りから電話をかけていると思われないようふるまうことを指示していました。

女性は、男にコードを伝えた後、インターネットで調べたところ、『スリム』というサイトは見当たらず、詐欺に遭ったと気づき、警察に届け出ました。

和歌山県警では、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」を開設していて、電子マネーを買ってコードを送るよう指示する電話や保険料の還付を持ちかける電話を受けた際には、「すぐに連絡してほしい」と呼びかけています。

「ちょっと確認電話」の番号は、０１２０・５０８・８７８（０１２０・これは・わなや）です。