南紀白浜・ベトナム間チャーター便まもなく運航
2023年07月04日 19時26分
国際線ターミナルが新たに整備された白浜町の南紀白浜空港に、今月(7月)26日、ベトナムからのチャーター便が初めて運航されることになりました。和歌山県では、海外の観光客やビジネス需要の喚起に期待を寄せています。
南紀白浜空港は、2019年の民営化を機に、国際線ターミナルを新たに整備し、県と連携して小型機による国際チャーター便の誘致に取り組んでいます。
そんななか、以前から県と覚書を交わし、経済交流や青少年交流を続けているベトナムが、ことし(2023年)日本との外交関係樹立50周年の節目を迎え、県とあらたにチャーター便運航に関する覚書を締結したことから、南紀白浜へのチャーター便運航が決まったものです。
チャーター便は今月26日午前10時に、ベトナムの青少年交流団や一般の観光客を乗せたハノイからの第1便が南紀白浜に到着し、岸本周平知事や和歌山の青少年交流団らを乗せた第2便が午前11時半に南紀白浜からダナンへ向かいます。
今月30日には、26日の便で訪れたベトナムの一行を乗せた第3便が午前11時半に南紀白浜を発ち、ダナンからは岸本知事らを乗せた第4便が出発し、午前10時に南紀白浜へ到着する予定です。
岸本知事は「国際線定期便の就航が理想だが、まずはチャーター便をできる限り飛ばせるよう、私や県当局が必死に誘致活動を行っていく」と話しています。
なお、岸本知事は、今回のチャーター便でベトナムの政府機関を訪問し、文化と観光交流促進の覚書や、外国人人材受け入れに関する趣意書を締結する予定です。