わかやま市民生活協同組合の第４３回通常総代会がきょう（６月６日）、和歌山市のホテルで開かれ、新しい理事長に、専務理事の中井勝也（なかい・かつや）さんが選ばれました。

きょう午前１０時から和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれた市民生協の総代会は、４年ぶりに総代全員が出席対象者となり、代理を含めて２６１人全員が出席しました。

はじめに挨拶した高垣幸代（たかがき・さちよ）前理事長は、「コロナ禍で先の見通しが難しい中、比較的安定した業績を残すことができた。近年、始めた地域コミュニティや学生への支援制度、赤ちゃんのいる家庭を支援する『はじまるばこ』の取り組みは、改善しながら、これからも続けていく」話しました。

そして、昨年度の事業報告や、　総代からの意見発表などが行われた後、新たな役員の選任を含む議案が採決され、すべて原案通り可決されました。

役員の選任では、９人の全体区理事が選ばれた後、互選で、これまで専務理事を務めてきた中井勝也（なかい・かつや）さんが専務理事を兼ねる形で理事長に選任されました。

中井さんは、「新しい執行体制では、これまで築き上げられてきた貴重な財産をしっかり継承・発展させていく」とした上で、「暮らしを取り巻く社会環境が大きく変化する中で、組合員が主体的、自発的に参加し、職員が学び合い成長する組織づくりと経営を進め、県内９万９千人の組合員とともに、次の中期計画を推し進めていく」と抱負を語りました。

また、副理事長については、引き続き、津田美法（つだ・みのり）さんが選ばれました。

正副理事長ら新しい全体区理事の任期は２年間です。