和歌山市内の小売業者が、退職した人を雇っているように見せかけるなどして国の緊急雇用助成金２５０万円余りを不正受給したとして、和歌山労働局は先月（５月）１日付で支給決定を取り消したことを明らかにしました。不正に受給した助成金はすべて返金されています。

労働局によりますと、この事業者は、２０２０年４月１日から去年（２０２２年）１１月３０日までの２年半余りの間に受け取った、国の緊急雇用調整助成金の申請の際、退職した人を雇っているように見せかけたり、休業手当を支払っていない人に支払ったように見せかけるなどした書類を、作成していました。