和歌山交通公園の路面電車が今年度で撤去へ
2023年04月20日 19時56分
和歌山市西の和歌山交通公園に展示されている路面電車の車両が、老朽化などを理由に、今年度中に撤去されることになりました。
展示されている車両は、1937年・昭和12年に製造されたもので、大阪市にかつてあった、天王寺と平野を結ぶ南海電鉄平野線でおよそ40年にわたって走り、地下鉄の延伸で廃止された1980年・昭和55年に和歌山交通公園に展示されました。
その後、43年にわたって交通公園のシンボル的な存在として来園者に親しまれてきましたが、雨風にさらされて塗装がボロボロになったほか、最近では、新型コロナウイルスの流行で、車内の見学もできなくなっていたため、交通公園では、今年度限りで撤去することを決めたものです。
交通公園の菅原弘之園長は「長年親しまれてきたので残念だが、 やむを得ない」と話しています。