和大生と信濃路がすさみのご当地バーガー共同開発
2023年04月17日 16時55分
和歌山大学の学生と和食レストラン信濃路(しなのじ)が、すさみ町の道の駅「すさみ」で販売するご当地バーガーを共同開発し、きょう(17日)報道関係者に披露されました。
お目見えしたのは「イノブタしかうまいやろ!! チーカツバーガー」で、フォカッチャのバンズに、すさみ特産のイノブタ肉100グラムをチーズを含んだ衣で揚げたミラノ風カツレツと、すさみ産のレタス、それに、トマトやレッドオニオンを挟んだ、ボリューム満点のバーガーに仕上げてあり、アクセントとして、和歌山産のミカンで作ったオレンジソースが添えられています。
和歌山大学の食農総合研究教育センターが、道の駅「すさみ」を運営する信濃路と連携して、すさみの新しいご当地バーガーを企画し、学生らによる農業支援サークル「agrico(アグリコ)」のメンバーらと共同開発したものです。
きょう午後、和歌山大学でバーガーの発表と試食会が開かれ、同席した本山貢(もとやま・みつぎ)学長や、観光学部の尾久土正己(おきゅうど・まさみ)学部長らが大きく口を開けてバーガーにかぶりつき「とても美味しい」と笑顔で感想を述べました。
プロジェクトの一員で、香川県出身の観光学部2年・今岡英穂(いまおか・てるほ)さんは「みかんのイメージを出し、食材ロス軽減のため、B級品のかんきつでオレンジソースを作りました。自分のアイデアが商品になってとても嬉しいです。車の中でも海を見ながらでも手軽に食べられるので、道の駅すさみを訪れて欲しい」と話していました。
信濃路の冷水康浩(しみず・やすひろ)社長は「2015年に道の駅すさみの運営を任されたとき、町長から『町の人を笑顔で元気にして欲しい』と託された。学生たちがその思いに応えてくれて、素晴らしいバーガーが出来た」と語り、大型連休中にテスト販売、夏までに本格販売を道の駅すさみで行う方針を示しました。
和歌山大学・食農総合研究教育センター所長の岸上光克(きしがみ・みつよし)教授は「すさみ町が日本のレタス栽培発祥の地であることや、イノブタ肉が特産であることが学生の新たな発見になったと同時に、これらを彼らのアイデアで新たな特産品に加工することで、さらなる地域貢献につながる」と意義を語りました。