神奈川県横須賀市の住宅で、７０代の夫婦が死亡しているのが見つかった事件で、新宮警察署に出頭した４０代の長男が、きょう（９日）、神奈川県に移送され、殺人の疑いで、逮捕されました。逮捕されたのは、夫婦と同居していた、無職の小野星浩志(おのぼし・こうじ)容疑者４６歳です。

警察の調べによりますと、小野星容疑者は、先月（３月）２９日、横須賀市田浦泉町(たうらいずみちょう)の住宅で、父親の三男(みつお)さん７５歳と母親の泰子(やすこ)さん７２歳の上半身を刃物のようなもので刺すなどし、殺害した疑いが持たれています。調べに対し、小野星容疑者は、容疑を認めているということです。

警察は、遺体を司法解剖して、死亡原因の確認を進めるとともに、事件の詳しい経緯を調べることにしています。

また、小野星容疑者は、昨夜（８日）遅くに、新宮警察署に１人で出頭したということで、警察は、和歌山県を訪れたいきさつも捜査しています。