【衆院補選】公明は自民候補の推薦決定
2023年04月04日 19時54分
公明党本部は、このほど開いた持ち回り中央幹事会で、今月(4月)23日投票の衆参補欠選挙の対応を協議し、自民党公認の5人の候補を党本部推薦にすることを決めました。
このうち、衆議院・和歌山1区の補欠選挙では、自民党公認の元職・門博文(かど・ひろふみ)氏57歳が、公明党本部の推薦を受けます。
推薦が遅れた背景には、いわゆる衆議院小選挙区の「10増10減」をめぐる自民・公明間の候補者調整が影響したとみられ、山口那津男(やまぐち・なつお)代表は、先月(3月)「両党で話し合いが尽くされていない」と記者に語っていました。
自民党の茂木敏充(もてぎ・としみつ)幹事長は、きのう(3日)の記者会見で「公明の推薦が直前との印象は持っていない。連携して必勝を期したい」と述べました。
ただ、自民党の選挙対策関係者は推薦の決定遅れについて「候補者のポスターの印刷に『公明推薦』が入れられない」と述べ、公明党の支持母体である創価学会の組織票を確実に得ることができないとの不安が募っています。
衆議院和歌山1区の補欠選挙には、このほか、日本維新の会の新人・林佑美(はやし・ゆみ)氏41歳、共産党の新人・国重秀昭(くにしげ・ひであき)氏62歳、政治家女子48(フォーティーエイト)党の新人・山本貴平(やまもと・たかひら)氏48歳が、立候補を予定しています。