くじらの博物館で供養祭、開館54年、太地町
2023年04月02日 14時26分
太地町の町立くじらの博物館で、きょう(2日)、飼育中に死んだ動物の供養祭が営まれました。供養祭は、敷地内にある供養碑の前で営まれ、地元の寺の住職が読経する中、職員らおよそ40人が焼香して、静かに手を合わせました。
博物館によりますと、きのう(1日)時点で、9種36頭の鯨類や55種およそ170匹の魚類などが飼育されています。博物館は、1969年にオープン、この日、開館54年を迎えましたが、1980年から開館記念日の行事として、動物の追悼を続けています。
館長の稲森大樹(いなもり・だいき)さん38歳は「命と向き合い、今を生きている動物が豊かな飼育環境の中で長く暮らせるよう、努めたい」と話しています。