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伊藤園とJAが和歌山産みかん果汁商品を共同開発

2023年03月28日 11時58分

経済

清涼飲料大手の伊藤園(いとうえん)とJA全農、それにJA和歌山県農の3社が、和歌山県産のみかん果汁を使ったジュースとゼリー飲料を共同開発し、きょう(28日)各社の代表が、和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事を表敬訪問しました。

岸本知事(中央)を表敬訪問した3社の代表ら(3月28日・和歌山県庁・知事室)

共同開発されたのは、和歌山産の「温州(うんしゅう)みかん」と、愛媛産の「河内晩柑(かわちばんかん)」、広島産「八朔(はっさく)」の果汁をブレンドしたジュース「ニッポンエール 国産かんきつ三種ブレンド」と、和歌山産温州みかんを使ったゼリー飲料「ニッポンエール 和歌山県産みかんゼリー」の2種類です。

新発売の「ニッポンエール」ブランドの和歌山産みかん使用商品

これらは、伊藤園とJA全農が、全国から届けられる日本産の食べ物やニッポンそのものにエールを送ろうと、メーカーや販売先と協力して商品を共同開発する「ニッポンエールプロジェクト」の一環として、全国の量販店やコンビニエンスストア、自動販売機などで販売されています。

左からJA全農の戸井CO・JA県農の次本会長・伊藤園の国枝本部長

きょう午前、和歌山県庁の知事室に、伊藤園・関西地域営業本部の国枝保(くにえだ・たもつ)本部長と、JA全農の戸井和久(とい・かずひさ)チーフオフィサー、JA和歌山県農・経営管理委員会の次本圭吾(つぎもと・けいご)会長らが訪れ、岸本知事にみかんのジュースとゼリーを紹介しました。

温州みかんゼリーを飲む岸本知事

試飲した岸本知事は「上品な味で美味しい。東京などへ行く際の土産物にも最適だ」と感想を話していました。

伊藤園とJA全農では「ジュースを年間480万本、ゼリーを年間720万本をそれぞれ販売したい」と目標を掲げていて、JA和歌山県農も原料の果汁の提供や販売促進でバックアップします。

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