特急「くろしお」全列車大阪駅に停車 記念式典
2023年03月18日 17時38分
JR西日本のダイヤ改正によって、特急「くろしお」全列車が大阪駅に停車することを記念し、ダイヤ改正当日のきょう(18日)、湯浅駅で記念式典が開かれました。
大阪駅の新たな地下ホーム「うめきたエリア」がきょう開業したことに伴い、和歌山県内の特急「くろしお」停車駅から大阪駅へのダイレクトアクセスが可能になりました。
式典には、二階俊博(にかい・としひろ)衆議院議員や岸本周平(きしもと・しゅうへい)和歌山県知事をはじめ、駅利用客などおよそ60人が集まり、特急「くろしお」全列車が大阪駅に停車することを祝いました。
西日本旅客鉄道株式会社 近畿統括本部 和歌山支社長の金岡裕之(かなおか・ひろゆき)さんは「大阪駅へのアクセスが大変便利になった。これを契機に県内各地のPRを行い、和歌山県内への更なる誘客、和歌山のさらなる発展に貢献したい」と話していました。
自民党の二階俊博衆議院議員は「紀州人の持っている温かい気持ちを表にだして、全国から和歌山へお見えになる多くの人々を温かくお迎えできるようにお互いに頑張りましょう」と呼びかけました。
また、特急「くろしお」が大阪駅に停車することを記念し、きょう限定で「湯浅・大阪駅発着の記念ツアー」が実施されました。
友人らとツアーに参加するという湯浅町在住の女性は「大阪へ行くまでだいぶ時短になり、便利になったと思う。きょうは久しぶりに大阪をブラブラします」と笑顔で話していました。
きょう開業した、JR大阪駅うめきた地下ホームには、これまで大阪駅に停車しなかった、和歌山方面に向かう特急「くろしお」や関西国際空港に向かう特急「はるか」が乗り入れ、大阪から和歌山までの所要時間が33分、関西空港までは20分短縮とアクセスが大幅に向上し、JR西日本は、観光誘客や特急「くろしお」の利用客増加などにも期待を寄せています。