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トルコ地震で募金活動 和歌山市の小学生が呼びかけ

2023年03月14日 16時15分

災害・防災社会

先月(2月)、発生したトルコ地震の被災者を支援しようと和歌山市の小学生がきょう(3/14)、街頭で募金活動を行いました。

トルコ地震への募金活動を行った和大附小の4年生(2023年3月14日・南海和歌山市駅前で)

街頭募金を行ったのは、和歌山大学教育学部付属小学校4年B組の児童30人で、きょう午前9時から、JR和歌山駅と南海和歌山市駅の前で、募金箱を手に、通行人らに大きな声で協力を呼びかけました。

和大付属小学校の4年B組では、和歌山県内の地域の特色を市町村ごとに調べる社会科の授業中に、串本町がトルコと友好関係にあることを学んでいたところ、トルコ南部で地震が発生し、募金活動を行おうという声があがり、クラスで取り組むことになったものです。

トルコ南部で発生した大地震では、隣国のシリアとあわせておよそ5万4000人が死亡し、大きな被害を受けたトルコ国内の建物は23万棟にのぼっています。

南海和歌山市駅前で募金活動に参加した和大付属小学校4年B組の髙塚将真(たかつか・しょうま)さんと山本晴一朗(やまもと・せいいちろう)さんは、「エルトゥールル号の話など、授業で日本とトルコが友好関係にあるのを知り、トルコの人を1人でも助けたいと思って募金活動を提案しました。マンションが崩れて人が埋もれているのに助けられないとか、寒さに苦しんでいるというニュースを見たので、暖かい服や食べ物、家を建て直すのに使ってほしい」「思ったよりたくさんの人が募金してくれてびっくりしたけど、困っているトルコの人たちを救いたい、とあらためて思った。東日本大震災の際、長期間、活動してくれたと知ったので、お互い助け合えればいいと思う」と話しました。

担任の松本都望(まつもと・とも)教諭は、「トルコとの歴史や絆を知ることで、ただ募金をするだけではなく、自分たちの気持ちが乗った活動になりました。今回、児童の提案で、募金活動が実現し、ニュースの中で知る震災などの災害に対して自分達にも何かできるかもしれない、と思ってもらえたと思うので、これからも、自分たちにできることを探し、積極的に社会に関わろうとするきっかけになれば」と話していました。

和大付属小学校4年B組では、今月6日から10日まで学校内で募金活動を行っていて、きょう街頭で寄せられた募金とともに、和歌山県を通じて駐日トルコ大使館に寄付することにしています。

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